2013年10月22日火曜日

講演会「だれもが生きやすい社会とは」

10月19日(土)小机ケアプラザにて講演会が行われました!

武藤啓司氏を講師としてお招きし、ホッとカフェ小机主催で行いました。

発達障害児の支援の実践から、個々の子どもの持つ困難さは多様で、障がい名でその子どもを見ず、その子どものありのままを受け止めその子の辛さを克服していく支援の必要性を語られました。
困難さのある子どもを主に、共に楽しく生きていくにはどうしたらいいかという視点で支援する、理解し合うことの大切さを話され、愛着関係・信頼関係が人を変えていくとのお話でした。
また、障がいをもっていてももたなくても、命を充実させ豊かにあるためには自分自身がポジティブに生きることであり、そのことが他者を変えることにつながっていくのではとのことです。

質疑応答の中で、数年前より若者が引き起こした殺傷事件がおこっていることについて、人との係わりの少なくなっている現在、地域からの孤立・人とつながることのない孤独と関係があるのではないかとのお話がありました。
武藤氏の地域作りの実践の成果として、中高生の居場所づくりが子育て中のママたちとつながり、中高生が幼い子どもをあやす機会が生まれ、ひとつのコミュニティーの広がりにつながったとのことです。「ホッと安心できる場所」づくりがストレスを解消し信頼関係・愛着関係を育てていくことにつながります。人との関係性の薄くなっている現在、意識してそのような居場所づくりが必要ではないかとまとめられました。そして、「ホッとカフェ小机」がそのひとつの場所になればと願っています。


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